それでは人間は、どんな心理で物やサービスを購入しているのか・・・人間が買い物するときの「行動心理」ってこうなんじゃないか、という話しをします。 じっくり期間をかけて買うか買わないかを吟味したケースではなくて、衝動買いに近いケースを話します。字のごとく、欲求という「衝動」にかられて「買い物」をするケースです。 または、ある1万円程度の物を買おうとしていたのに、他の物を見ていたらグレードの高い3万円の物が欲しくなった、、、そんなケースもこの話しに当てはまると思います。これも衝動買いのうちに入る気がするからです。 ではまず、あなたが何かを衝動買いしたときのことを思い出してみましょう。つい衝動買いしてしまった後に、、、 ・ これは必要なものだし… とか・ いいものだし… とか・ 買っておかないと後で後悔するし… とか 自分に言い聞かせて正当化したことはありませんか? または親から「似たようなもの持ってるでしょ!」とか 友達から「なんでそんな高いもの買ったの!?」とか 買ったことに対して人から否定的なことを言われたときに、納得してもらおうと必死に説明したことはありませんか?「これめっちゃ人気なんだよ」とか「凄くいいんだよ」とか「必要なものなんだよ」とか説明して、なんとか理解してもらおうと反論したことはありませんか? このように人間は、自分の「買った」という行動に対して正当化したがります。 では「買う前」はどうかというと、「欲しい」という欲求を満たすために感情で買います。 色々考えてから買っているようで、実はそうではない。なぜなら、それは買うための理由を無意識に並べているに過ぎないからです。「欲しい」という感情で衝動買い (買ったあとに) 「これは自分にとって必要なものだったんだ」 と自分に対して正当化します 買うまでは欲しくてテンション上がってるけど、買った後は「買いすぎたかな・・・」などと若干の後悔も出ます。その若干の後悔を消すために、この場合もまた、理由を探して正当化します。お金の使いみちが間違いではなかったという、安心を欲しがるのです。 また、ものを買った後だけではなく、買うかどうか悩んでいるときにも自分を正当化します。「欲しい」という感情を満たすために、なんだかんだ理由をつけて自分を説得し、買う方向にもっていきます。 では、ちょっとここまで話した内容をまとめてみようと思います。あなたが衝動買いをしたことを例えにして、まとめてみますね。 例えば、あなたが何気なくフラっと入ったブランド店で、一目惚れしてしまった高価な時計があったとします。でもあなたは高価な時計を既に1つ持っている。でも『どうしても欲しい!』。 すると、、、購入前 いや、持っている時計は仕事用で、これはプライベート用に!着る服によって時計を変えられるし!時計は流行りに左右されにくいから、ずっと使えるし!誕生日のときに、自分へのご褒美を買ってなかったし!欲しいものを我慢しないで、また明日から頑張ればいいでしょ!数日考えても欲しい気持ちは変わらなそうだから、また出直して来るのは面倒でしょ! こんな感じで、なんとかして買うための理由を探します。持っている時計じゃダメな理由も探します。そして自分への説得が終わったら時計を衝動買いします。 購入直後 衝動買いの帰り道は欲しいものが買えてルンルン♪早く箱を開けて時計を見たい♪でも反面、「あ~高いの買っちゃたな~」とか「本当に必要だったかな??」などと、買う前と比べて冷静になり、若干の後悔も入り混じった気持ちになります。通販だと、手元に届くまでの間にこの気持ちになることがありますよね。 この時もまた、若干の後悔をかき消すために、理屈で正当化して心をスッキリさせようと試みます。 使用後 しかし買ったものを使ってみて、『やっぱり買って良かった~♪』と実感できる商品だったとしたら、自分に対して正当化する必要はもうありません。 ただ、親や友達などに否定的なことを言われた場合には、理屈を並べて理解を得ようとします。 ということで、人間が買い物をするときの心理を簡単にまとめると・・・ 欲求を満たすそうと感情で買って、そのあと、買ったことを理屈で正当化するということです。 これが人が物やサービスを購入するときのパターンだと思います。続きはまた後日に・・・パイセン公式HPhttp://www.oomori-paisen.com/top/