昔の風俗は意外と斬新!? 今の時代では考えられないようなサービスも!
というわけで今回のテーマは“ちょっと昔の風俗”。
昭和から平成初期にかけて流行したお店の中から、変わり種のサービスで人気があった3つのジャンルをご紹介します!
【個室高級サウナ】:ソープランドのルーツ! でも今とは違ったサービス!?
個室高級サウナって?
個室のサウナ内で女性のキャストさんがあかすりやマッサージを提供。性的サービスはなく、女性は「半袖に短パン」というスタイルで接客を行っていました。
発祥地と言われているのは1951年に銀座でオープンした4階建ての公衆浴場『東京温泉』。
数種類のお風呂に加え、食堂やレジャースペースなどの設備もあったというから、現在のスーパー銭湯みたいな雰囲気かもしれません。
しかもかなりの高級銭湯。一般的な銭湯の入場料が10円だった時代に100円、個室サウナの入浴料は600円!
それでもこのサービスがはじまると利用客は急増、遠方から車で訪れる人も多数。あっという間に大人気となりました。
やがてサービスを模した競合店が増えていく中で「差別化できるものを」とお店ごとに試行錯誤を積み重ねた結果、今のソープランドが完成したと言われています。
【ラッキーホール】:プレイルームがシュールすぎる!?手コキ風俗の元祖とも
ラッキーホールって?
“プレイルーム”は、男性1人で入るといっぱいいっぱいになるほどの狭さ。その部屋の壁の、ちょうど男性の股間の位置の高さにぽっかりと丸い穴が1つ。
キャストさんはその穴の向こうから手やクチを使ってサービスする、という「非対面タイプ」のお店でした。1980年代の前半に流行したそうです。
料金は1,000円から4,000円、プレイ時間は10分ほど。壁の代わりがマジックミラーやアクリル板だったり、キャストさんがトップレスになったりといったお店もあったのだとか。「手コキ店の元祖」なんて声も聞かれます。
ちなみにこのラッキーホール、もともとはアメリカの風俗店のサービスを日本風にアレンジしたもの。現地では「Glory Hole(栄光の穴)」という名称でお客様から親しまれていたそうです。
【ノーパン喫茶】:入店した途端に驚愕!? 法改正に阻まれた伝説のお店!
ノーパン喫茶って?
超がつくほどのミニスカート、さらには下着を付けていないという、ギリギリの格好をしたウェイトレスさんが接客をしてくれる喫茶店。
しかしあくまでも“喫茶店”。おさわりは当然禁止。「ノーパンの女の子がコーヒーを運んできてくれる」という目で見て楽しむサービスとして提供されていました。
その元祖は1970年代の終わりにオープンした京都の『ジャーニー』(諸説あり)。当初は衣装もごく普通のタイトスカートにパンストという組み合わせだったとか。
その後、ノーパン喫茶は全国各地に続々とオープン。全盛期にはなんと1000軒超え。だんだん衣装も過激になり、中にはショーパブのようなお店も誕生。コーヒー1杯の料金相場も3倍以上に上がったそうです。
そういった過剰サービスに対する取り締まりもあり、1980年代の半ばにはほとんどのお店が閉店しましたが、アイドル的人気を獲得して芸能界デビューしたウェイトレスさんもいるなど、一大ブームを巻き起こしました。
まだまだある!日本の風俗店はバラエティ豊か!
このほかにもストリップ劇場、交際クラブ、テレクラなど新たなジャンルがどんどん進出。それに伴って利用するお客様はもちろんのこと、女性にとっても働くお店の選択肢が増えました。
日本の風俗店は世界トップクラスにバラエティ豊か。もしかしたらこの先も、あっと驚くようなコンセプトのお店が誕生するかもしれませんね。