そもそも唾液ローションって?
“唾液ローション”とは、女の子が濡れにくいときに摩擦を軽減させるなどの目的で、潤滑剤(潤滑ゼリー)代わりに唾を使うこと。
しかし唾液にはたくさんの細菌が潜んでいて、感染症などの発症リスクがあるのです。
この記事では、具体的にどんなリスクがあるのか、どんな対策ができるのかをまとめていきます!
唾を潤滑剤代わりにするのは危険!病気にかかるリスクも
唾液ローションプレイが必ず病気を引き起こすわけではありませんが、たとえ自分の唾液であっても、性器に唾液をつける行為にはリスクがつきもの。
どんなに念入りにケアをしても、口の中の細菌やバクテリアをゼロにすることはできないからです。
では、実際どんな病気にかかり得るのでしょう?
特にかかりやすい病気の種類としては、以下などが挙げられます。
膀胱炎
唾によって細菌が膀胱に入ってしまい、粘膜に炎症が生じると膀胱炎に。
しっかり治療しないと、発熱や嘔吐などが現れる腎盂腎炎(じんうじんえん)になってしまうこともあるので、早めに病院へ行くようにしましょう。
膀胱炎の症状一例
- 排尿時の痛み
- 頻尿
- 残尿感
- 血尿が出る
カンジダ膣炎
膣の中には健康なときでもカンジダ菌が常在していますが、それが異常に増加してしまうとカンジダ膣炎に。
唾液ローションによって腟内が不衛生になるとガンジダ菌の繁殖力が上がってしまうので、発症リスクも上がるといわれています。
ちなみにこの病気は性行為をしなくても、ストレスや疲労が溜まっているときなど、免疫力が落ちているときにも発症することがあります。
カンジダ膣炎の症状例
- 性器周辺のかゆみ、発疹
- おりものの形状が酒粕やカッテージチーズのようになる
- 排尿時の痛み
- 性交痛
細菌性腟炎
カンジダ膣炎と似ていますが、膣の中に細菌が増え、炎症が起きてしまった状態を細菌性腟炎といいます。
なのでこちらも、唾から細菌が侵入すると発症リスクが増加。
カンジダと同様で、性行為をしていない、または未経験でもかかり得る病気です。
細菌性腟炎の症状一例
- 膣や外陰部のかゆみ、痛み
- おりものの量が増える
- おりものの臭いが強くなる
- 性交痛
みんなはどうしてる?唾液ローションの断り方
では、唾液ローションプレイをされそうになったらどうすればいいのでしょうか?
先輩キャストたちに、断り方を聞いてみました!
■唾液ローションがダメって知らない人も多いから、「私も知らなかったんだけど、膣の中に唾が入ると身体に悪いんだって。ローション使ってほしいな」って、優しめにだけどハッキリ言っちゃう。(26歳/デリヘル勤務)
■近くに潤滑ゼリー置いといて、「ヌルヌルが好きなの?じゃあローション塗っちゃお」って自分でアソコに塗ってます!(30歳/デリヘル勤務)
■断りづらいから、最初に「私の身体気遣ってくれるの?優しいね」って褒めるかな。で、「こっちのほうが気持ちいいんだ~塗ってくれる?」ってお客さんの手にローション出しちゃう。足開きながら言うと効果的(笑)。(21歳/店舗型ヘルス勤務)
唾液ローションの予防と対策!リスクを減らす方法は?
ここまで唾液ローションのリスクや断り方の例をご紹介してきましたが、完全に避けることは簡単ではないでしょう。
ということで、続いては唾液ローションによってかかる病気の発症リスクを抑える方法をご紹介していきます!
市販の潤滑剤を使う
可能であれば、”唾液ローション”を使わなくてもいいようにウエトラなどの潤滑剤を用意しておくのがおすすめです。
ちなみに、腟内やデリケートゾーンの滑りをよくするものが「潤滑剤」。
身体の表面に塗り、マッサージなどの感触を楽しむためのグッズが「ローション」となります。
ローションは体内へ入れる用に作られていないので、使うときは気をつけましょう。
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免疫力を高める
免疫力の低下は、先ほど説明した病気の発症リスクを高めます。
そのためまずは免疫力を高めることが大切。
免疫力を上げるためにできること
- 適度な運動
- 十分な休息と睡眠
- バランスのいい食事
- 腸内環境を整える
- 体を温める
- ストレスを減らす
毎日の生活の中で、以上のことを意識してみてください。
口内ケアを徹底してもらう
緊張しているお客様であれば、口の中が乾いてしまっていることもあるでしょう。
唾液の分泌が減ると、細菌の数は増加しやすくなります。
でも、歯磨きとうがいをするだけで、細菌の繁殖を一時的に減らすことが可能。
なのでプレイを始める前に、お客様に口内のケアをお願いすることも大切です。
唾液ローションはなるべく避けるか対策を!リスクを減らして働こう
唾液は身近で手軽なものなので、接客中にプレイで使う機会もあるかと思います。
しかし、重複にはなりますがたくさんの雑菌が含まれているため、唾液を性器に入れてしまうと、感染症などの病気にかかるリスクが。
風俗のお仕事で唾液を完全に避けることは難しいかもしれませんが、なるべく避けることを意識したり、自分のできる対策をすることで、リスクを減らして働きましょう!
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