ただのスーパーゴッドじゃない!じつは女性が大好き!
古代ギリシャで信仰されていた神様・ゼウスは、宇宙のすべてを支配する、いわば神々のトップ的な存在。
そのいかにもな強さと前時代的な男らしさは、日本でも多くのアニメやゲームでお馴染みです。
しかしながらその一方で、意外な側面を持っていました。
それは「想像を絶するヤ〇チン」という点。
「あの子かわいいな。お持ち帰りしたいわ」
「おっぱいデカいな。お持ち帰りしたいわ」
……と、まるでスケベなおっさんのようなセリフを吐いていたかどうかは定かではありませんが、天界から地上をチェックして、好みの女の子を見つけてはホイホイ会いに行っていた、なんて話がいくつも残っています。
神様も己の性欲には逆らえない、といったところでしょうか。
では、いったいどんな「エロオヤジっぷり」だったのでしょうか。少しだけご紹介してみます。
ゼウスはいつでも美女チェックを欠かさない
こんな「白鳥の湖」ってアリ!?王妃レダとのお盛んな火遊び
いつものごとく空から地上を見下ろしていたゼウス。あるとき、スパルタ国の王妃・レダの美貌にひと目惚れしました。
こうなったらもうエロオヤジは止まりません。
自分の姿を白鳥に変えて、レダが裸で水浴びをしていた泉に舞い降りました。
「優雅な水鳥であれば警戒されないだろう」という魂胆はまんまと成功。レダは白鳥(ゼウス)を抱きしめてしまいます。
その先がどうなったかは、おおやけにされていません。
しかしレダはその後、卵をはらみ(人間なのに)、のちの世界三大美女の1人、ヘレネ―を産んだ……という伝承が残されているのです。
つまり、そういうことなのでしょう。
かくしてゼウスは「性欲にまかせて隠し子をつくった神」という、とんだクズエピソードを、後世に語り継がれることになるのでした。
神様も姑息な作戦を考える
美女をさらって逃避行!そのうえ息子が3人も!
また別のある日、ゼウスはフェニキアという地域に、エウロペという美しい王女がいるということを知ります。
そしてまたまた自分の姿を……今回は白い牡牛に変えてエウロペに近づき誘惑しました。
なぜ多くの動物の中で牛を選んだのかは不明ですが、とにかく、不思議な魅力をかもし出していた模様。
なんとなく惹かれたエウロペが、その背中にまたがったとたん、牡牛ゼウスが猛ダッシュ!
牛とは思えないとんでもないスピードで、海の向こうのクレタ島まで連れ去ってしまいました。
そして誰もいないところでネタばらし。自分の素性を明かし、やがて2人の間には3人の子どもが誕生した……というお話です。
しかしこれ、いきなり知らない土地で暮らすはめになったエウロペも、残された家族もたまったもんじゃありません。
彼女の兄と弟は、急にいなくなったエウロペを探す旅に出るも、けっきょく再会は叶わず。
のちにこの話は『エウロペの誘拐』『エウロペの略奪』といったタイトルで、絵画の人気テーマになったのでした。
好きになったら猪突猛進