腸って実はスゴイ
腸には病原菌から身体を守る免疫細胞のおよそ7割が集まっているため、腸内環境のよしあしが全身に影響を与えるといわれています。
そのため、健康や美容を意識するなら腸内に生息する善玉菌、悪玉菌、日和見菌のバランスが取れた状態を保つことが重要。
最近では栄養価の高い食事や質のいい睡眠、適度な運動を習慣づけて腸内環境を整える”腸活”に注目が集まっています。
理想的な腸内環境とは?
腸内には大きく分けて3種類の腸内細菌が生息。いずれもなくてはならない存在ですが、目指すべきは善玉菌が多い環境です。
3種類の腸内細菌
- 善玉菌…お腹の調子を整える菌。悪玉菌の増殖を防ぐほか、有害物質の排出などの役目も。
- 悪玉菌…腸内で有害物質をつくり出す反面、消化を助けるなど必要な役目も。増えすぎると便秘や下痢を引き起こす原因に。
- 日和見菌…善玉、悪玉のどちらにも属さないものの、数が多く優勢になった菌の味方に。
腸活の多彩なメリット
腸内環境を改善すれば、健康や美容にうれしいメリットがもりだくさん。
代謝が上がるためダイエットや美肌、エイジングケアはもちろん、ストレス耐性の向上やメンタルの安定などの効果も見込まれます。
OK/NG食材を知ろう
食べ物の中には腸内環境を整えてくれるものもあれば、逆に乱すものも。NG食材を減らしてOK食材を多くとることがポイントです。
腸内環境を整えるもの
腸にいい食事の代表格が、善玉菌を含んでいる「発酵食品」と善玉菌のエサになる「食物繊維」です。
ほとんどがコンビニでも買えるものだから、ごはんを選ぶときにひと工夫してみては。
発酵食品(善玉菌が含まれる)
納豆・野菜のぬか漬け・ヨーグルト・味噌など
食物繊維(善玉菌のエサになる)
果物・芋類・海藻・こんにゃく、豆類、ゴボウ、穀物など
腸内環境を乱すもの
食品添加物や抗生物質など、菌全般の繁殖を抑える効果があるものは善玉菌の繁殖を邪魔する可能性も。
またタバコやアルコールの刺激が腸に悪影響を及ぼすという説もあります。
善玉菌の繁殖を妨げるもの
食品添加物、抗生物質(お薬)
とりすぎに注意したいもの
お酒、砂糖、タバコなど