日本最大級の歓楽街にして伝統ある観光スポット!東京・吉原を知ろう!
ナイトレジャーになじみのない人でも「ソープランドといえば吉原」と認識しているほど、高い知名度を誇る吉原エリア。実は東京都に「吉原」という地名はなく、台東区千束(たいとうく・せんぞく)4丁目と3丁目の一部を指す通称です。
約380m×約200mの長方形のエリアにソープランドが密集するこの歓楽街は、利用者のみならず観光客も集まる大人気スポット。周辺に江戸前グルメの名店が多いことも、観光人気に拍車をかけています。
江戸時代から現代まで、老若男女の注目を集め続ける街。それが吉原です。
東京駅、上野駅からタクシーがおすすめ!吉原へのアクセス方法を解説!
最寄り駅は東京メトロ(地下鉄)日比谷線の三ノ輪駅と都電荒川線の三ノ輪橋駅。両駅との距離は約1km、徒歩で15分程度です。
遠方から訪れる場合、東北や北陸の方はJR上野駅、東海や関西、九州の方はJR東京駅まで新幹線を利用するのがおすすめ。タクシーの料金は上野駅から約1000円、東京駅からでも約3000円となっています。
ちなみに空の玄関口である羽田空港は、吉原まで約23km(タクシーで12000円程度)と少し距離が離れています。
吉原へのアクセス時間
- 電車の場合
東京駅 ⇔三ノ輪駅:約20分
名古屋駅⇔東京駅:約1時間40分
京都駅 ⇔東京駅:約2時間10分
新大阪駅⇔東京駅:約2時間30分
岡山駅 ⇔東京駅:約3時間10分
広島駅 ⇔東京駅:約3時間50分
博多駅 ⇔東京駅:約4時間50分
新潟駅 ⇔東京駅:約2時間10分
仙台駅 ⇔東京駅:約1時間40分
盛岡駅 ⇔東京駅:約2時間20分 - 飛行機の場合
札幌(新千歳)⇔羽田:約1時間40分
松山 ⇔羽田:約1時間20分
鹿児島 ⇔羽田:約1時間40分
沖縄(那覇) ⇔羽田:約2時間50分
高級店が並ぶ日本最大級のソープ街!現代の吉原を知ろう!
江戸時代から日本最大級の遊郭として栄えた吉原は、現代でも日本でもっとも規模の大きなソープ街の1つ。『求人バニラ』の求人件数は114店舗(2023年12月現在)で、神奈川県の川崎(堀之内・南町の合計)や福岡県の中洲といった人気エリアと比較しても圧倒的な多さです。
主な風俗街のソープランド求人掲載数
吉原 …114件
すすきの(札幌) …35件
堀之内・南町(川崎)…59件
金津園(岐阜) …38件
雄琴(滋賀) …33件
福原(神戸) …46件
中洲(福岡) …66件
(※2023年12月現在)
未経験者歓迎のお店も増加中!吉原のソープランドの特徴を紹介!
一般的に、ソープランドはその料金に応じて高級店・一般店・大衆店の3種類に分類されます。集客用サイト『風俗じゃぱん』の価格帯では、吉原のお店は下記のとおりです。
吉原・ソープランドの価格帯割合
高級店…42.2%
一般店…38.6%
大衆店…19.3%
(※『風俗じゃぱん』調べ。2023年12月現在)
最大の特徴は高級店が多いこと。他エリアの中でも数値の高い川崎(27.3%)や金津園(19.1%)と比較すると、その多さを実感できるでしょう。
同時に、近年は大衆店の進出も目立ちます。お店の価格帯によって求められる条件や活躍しやすい年齢などが異なるので、下記を参考にお店を探してください。
吉原・高級店の特徴
高級店で働くメリットは、なんといっても単価が高いこと。高収入を稼ぎやすいことはもちろん、短い時間・少ない本数でも安定した収入を得られます。こういったお店ではテクニックや接客の姿勢が求められる傾向にあり、年齢に関係なく活躍できます。
またお客様は富裕層が中心で、客層の良さにも定評があるのだとか。美容代や性病検査などのサポート体制を整える、女性講師による講習を用意するなど、環境面が充実していることも特徴。近年は未経験者を歓迎するお店も増加中です。
吉原・一般店の場合
中級店とも呼ばれるこの価格帯。高級店ほど高度な技術が求められず未経験者も活躍しやすい一方、主に接客面で経験を活かすことで年齢に関係なく高収入を狙えます。
また単価が少し安くなる分、集客力に期待できることもうれしいポイント。吉原全体の知名度の高さもあいまって、平日の早い時間からお客様が集まります。しっかり稼ぎたい女の子はもちろん、高級店へのステップアップを目指す女の子にもピッタリの価格帯です。
吉原・大衆店の場合
コンセプトがはっきりしたお店が多いので難しい技術は求められにくく、一般店以上に未経験の女の子が活躍しやすい傾向にあります。回転率も高く、出勤したのにお客様がつかないということが少ないため、モチベーションを維持しやすいのも魅力と言えるでしょう。
また完全衛生器具着用店の割合が非常に高く、安心して働けることも特徴。ソープランドデビューを考えている女の子はもちろん、自身に合ったお店で長期間、ストレスなく働きたい方にもおすすめです。
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トリビア&クイズで楽しく知ろう♪吉原遊郭ってこんなところ!
ここでは現在のソープ街・吉原のベースとなった「吉原遊廓」をかんたんに解説します。
誕生や歴史にまつわるトリビアにくわえ、「あちき」や「~でありんす」などでおなじみの“花魁言葉”クイズもご用意しております。
「吉原遊廓」の概要
- 誕生
1617年。当初は現在の東京都中央区日本橋2丁目あたりに建てられました - 移転
現在地に引っ越したのは1656年。江戸の街が過密化したため、日本橋周辺を再開発したかったことが理由だそうです - 店舗数
最盛期には253軒の妓楼(お店)が営業し、遊女の総数は3000人を超えたそうです - ルート
吉原は堀で囲まれていたため、入り口は「大門(おおもん)」だけ。船で隅田川を上り、「土手通り」を通るのが王道ルートでした - 大門
前述のとおり遊郭への唯一の入り口で、開門時間は夜明け~夜10時。門には役人が常駐していて、入る人は全員チェックを受けたそうです - 抜け道
とはいえ、夜10時以降も大門横の「袖門(そでもん)」は開いていたのだとか。事実上、吉原は24時間営業だったんですね
時代によって異なるものの、吉原内のエリア区分は、大門から見て江戸町(えどちょう。1丁目と2丁目)、伏見町(ふしみちょう)、揚屋町(あげやちょう)、角町(すみちょう)、京町(きょうまち。1丁目と2丁目)の7エリア。このうち高級遊女が多かったのは、江戸町と京町1丁目でした。
高ランクの遊女は1晩◯◯万円!吉原遊廓の料金は!?
当時の遊女にはランクがあり、それに応じて料金も変わりました。
当時のプレイ料金は、もっとも高級な「呼出し昼三(よびだしちゅうさん)」は15万円程度、中級にあたる「座敷持(ざしきもち)」や「部屋持(へやもち)」も3~10万円と非常に高額。現代とは違い一晩、もしくは丸一日借り切ることができたとはいえ、飲食代やチップ代を合わせた総額が100万円を超えることも頻繁にあったようです。そのためお客様の多くは大名や上級武士、豪商でした。
では農民や町人がどこで遊んでいたかというと、10分ごとに2000~3000円という時間制を採用していた「河岸見世(かしみせ)」や「切見世(きりみせ)」。プレイ時間が給料に直結するため、トークなどでいかに時間を引き伸ばすかが遊女の腕の見せどころだったと言われています。
「おさしみ」って何をすること!?吉原で生まれた流行語クイズ!
吉原を代表する文化といえば「花魁言葉」。これは全国から女の子が集まる吉原で、なまりによって出身地がバレないように作られた身バレ対策です。
またお客様や第三者に聞かれても意味が伝わらないように隠語や符丁(ふちょう。今で言う“業界用語”)も多く開発されました。現代にも残っている「裏を返す(リピートのこと)」や「相方(パートナー)」などは、その代表例です。
ではここで、当時の花魁が使っていた吉原で生まれた流行語をクイズ形式でご紹介。アナタはいくつ正解できるでしょうか!?
初級編!現代でもよく使われる言葉だよ♪
ヒント:落ち着く飲み物♪ 現代でもお寿司屋さんなどで使われます
ヒント:居酒屋の定番メニュー! 「◯◯」を「あたり」に変えたんだって
ヒント:食事中の必須アイテム! 「てもと」の反対は?
答え【初級編】
- あがり…(答)お茶
「お茶を引く」という言葉もあるように、お茶は遊女にとって縁起が悪いため、「上がり花」と呼んでいたのが由来なのだとか - あたりめ…(答)スルメ
“博打で負ける”、“金品を盗まれる”などの意味を持つ「する」を嫌い、縁起のいい「当たり」に呼び替えたそうです - おてもと…(答)箸
「はし」は「端(ものごとの終わり)」という意味にも通ずるので、反対の「手元」と呼ぶようになりました
上級編!全部わかったアナタは吉原マスター!?
ヒント:女の子の天敵! 呼び方は変わったものの、隠語を使うのは現代も同じです
ヒント:当時、お刺身は貴重品。じゃあ遊女にとって貴重なプレイは?
ヒント:今でも使う言葉だけど意味は真逆!? でも現象としては納得!
答え【上級編】
- 行水…(答)生理
遊女は毎朝お風呂に入るけど、生理中は行水ですませたから。他に「月のさわり」「月役」という呼び方も - おさしみ…(答)キス
“身体は許しても心は売らない”遊女にとって、キスはお刺身を食べるのと同じくらい、特別な行為でした - ぞっとする…(答)好き
好きな人に会うと背中がゾクゾクすることが由来。かなりの難問ですので、正解した方はスゴい!
100年以上の歴史を持つ老舗ばかり!吉原周辺のおすすめグルメ!
現在でも吉原周辺には、古くから愛され続ける江戸前グルメのお店がたくさん。その中から特におすすめのお店をピックアップしました!
吉原周辺のおすすめ江戸前グルメ
- 『土手の伊勢屋』
1889(明治22)年に創業した老舗の天ぷら屋。隅田川の土手から吉原へ向かうメインストリート「土手通り」と呼ばれていたことからこの名前に。サクっとした食感の天ぷらと継ぎ足して作られた濃い口のタレが特徴です。アクセスは日比谷線三ノ輪駅から徒歩約15分。 - 『桜なべ 中江』
『土手の伊勢屋』の隣に建つ、1905(明治38)年創業の馬肉料理店。味噌ダレでいただく「桜なべ」は、ジューシーな馬肉の旨味がたっぷり。ソープ街にある「別館」は、元はお客様を遊郭へと案内する引き手茶屋でした。アクセスは同じく三ノ輪駅から徒歩約15分。 - 『並木 藪蕎麦』
創業は1913(大正2)年。「東京イチ、辛い」と言われる、キリっとしたつゆで味わうそばと日本酒の相性は最高。ちなみに江戸人の粋な食べ方は“サっとそばを食べて、サっと店を出る”だったそうです。アクセスは東京メトロ銀座線の浅草駅から徒歩約2分。 - 『うなぎ やっこ』
寛政年間(1789~1800年)創業。勝海舟やジョン万次郎、夏目漱石などが愛した老舗。蒸したあとに備長炭で焼き上げたうなぎとあっさりめのタレがベストマッチ。最寄り駅はつくばエクスプレスの浅草駅と東京メトロ銀座線の田原町で、両駅から徒歩約4分。
吉原で出稼ぎを終えたあとは、自分へのご褒美に受け継がれる伝統の味を楽しんでください。